イカ監督の      ハミダシ日記

  φ( ̄▽ ̄*)


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イカ監督です。始めます。

では、また明日。


イカ監督最新作上映!!!

《シネトライブ》クロージング上映!! 

今一番最新のインディーズ作家達の傑作群が4本一挙上映!! 

7/31(日)16:15〜 

十三・第七芸術劇場(地図http://www.nanagei.com/map.html) 

4本観れて、一日券2000円(前売り1800円) 

(シネトライブHPhttp://cinetlive.s66.xrea.com/ ) 


◆ラインナップ◆(全プログラムに舞台挨拶アリ) 

16:15〜 
●『ループゾンビ』西尾孔志監督(イカ監督、僕です 笑) 25分 

「おちょんちゃんの愛と冒険と革命」の西尾監督が珍しく自信アリな表情でお届けする不条理SFコメディ!! 

16:55〜 
●『孕み―HARAMI―白い恐怖』田尻祐司監督 75分 

「リンダリンダリンダ」等で演技派として成長してきた前田亜季主演(舞台挨拶アリ)で贈る、雪山を舞台にした静かな殺戮系ホラー。 
監督はピンクの傑作『OLの愛汁ラブジュース』で知られる田尻監督の一般映画デビュー作。 
これはヤバそう! 

18:45〜 
●『YUMENO−ユメノ−』鎌田義孝監督 93分 

ピンク七福神の一人、鎌田監督が、「百年の絶唱」等で知られる井土紀州を脚本に迎えて撮ったロードムービー。 
瀬々敬久監督作品に通じる殺伐とした硬派作。 

20:40〜 
●『サイケデリック・オルガン・パンダ』帯谷有理監督 111分 

「毛髪歌劇」「厭世フフ」などの8ミリ作品で知られる《孤高のインディペンデント作家》帯谷監督の最新作。 
音と映像、人種、ジャンキー、身体、そして・・・サイケデリック・オルガン・パンダ・・・ 
観た人が口をそろえて「傑作!」とのこと!必見! 

これは日本映画の新しい指針です!! 
是非お越し下さい!!!!!


《どどいつ日記》 日本コネクション 『おちょんちゃん』奮戦紀

4/13(水)第一日目 

早朝4時に起きる。 
ギリギリまでトランクに荷物を詰め込んでたので睡眠2時間だけだが、生まれて初めての海外、 
緊張で眠くない。 

7時に関空に着くと、とても人相の悪い日本人の集団がいて、 
やだなぁ、と思ってると、『グェッ、グェッ』とアヒルのような高い声を発した。 
富岡プロデューサーら同行グループだった。 
俺も加わるとどう見ても犯罪組織の出来上がり。 
まあ実際このメンツはそれぞれまだ無名ながら、優れたインディーズ映画を大阪からフランクフルトに持って行く訳で、 
それはつまり、 
日本映画界のちょっとしたテロリストだな(笑) 

9時過ぎ、 
ついに日本を飛び立つ。 
感慨よりも、これから12時間も飛行機に乗ると思うとゲンナリ。 

11時過ぎ、 
韓国インチョン空港に着く。 
空港というより巨大なショッピングモール! 

13時過ぎ、 
大韓航空機が40分遅れで離陸。 
10時間半のフライト、不安だ… 

機内で村上龍の『半島を出よ!』を読む。 
北朝鮮が日本の福岡に攻め込んでくる小説を、大韓航空機の中で読むと妙にリアルで興奮する。 

緊張で眠れないのに、やっと眠れそうになる度に機内食が出てくる。 
そして完食してしまう(笑) 
満席の飛行機は、リクライニングも倒せぬまま、食って寝ての繰り返しで、まるでブロイラーである。 

現地18時(日本時間は夜中1時!!) 
脳ミソが麻痺した頃、ついにフランクフルト到着! 
日本コネクションのスタッフの出迎えで会場となるゲーテ大学へ。 
飛行機の遅れで休む暇無く、慌ただしいままメイン会場に案内される… 
と既に大勢のお客。 
突然、『日本から来たゲストの皆さんです』と紹介され、拍手で迎えられる。 
「あわわ〜来ちゃったんだな〜」と感慨。 

ゲストルームでは常に美味しい食べ物が用意され、ビールも一日3杯はタダ!! 
テキーラ入りビールを気に入る。ドイツビールかどうかは謎(笑) 
長旅の疲れですぐ酔いが回る。 

会場の横には『日本コネクション』のCDの試聴が出きるブース。 
雅楽風のテクノ、ドラムンベース、HIP-HOP…かっこいい。 
結局3枚購入(笑) 

22時より我がCO2の同志、山田監督の『堤防は洪水を待っている』と唐津監督の『赤い束縛』の上映があり、上の階にある《日本デジタル》の会場へ。 
メインに比べるとぐっと狭いが、それでもミニシアターくらいは広い。 
しかし… 
観客は30人程度。 
唐津監督の表情が固い。 
平日で終電が気になる時間帯なのと、メイン会場が人気の塚本晋也作品『ヴィタール』で客が集中したのもあったようだ。 
舞台挨拶の撮影を任されるも、すでに眠気でカメラが定まらない(笑) 
既に観た山田監督のは眠る事にして、唐津監督作品に集中。 

…傑作やん! 
男女3人の関係性を、巧みな人物配置と残酷な構図で描き出す瞬間の驚き! 
まるでアントニオーニ! 
6月のCO2上映で是非確かめて! 

上映後、客数に僕も焦る。 
僕の裏は『セカチュー』だし、時間は平日の昼2時だ。 
やヴぁい! 
翌々日の上映までにチラシを配りまくる事を決意。 

12時半、ホテルに着く。 
欧州映画そのまんまみたいな古くて小さいホテルとやたら人生が顔に刻まれたアジなフロントのオヤジが良い。 
暗い食堂でTVを観てる背中が絵になる(笑) 

14(木)第2日目 

たっぷり寝て、14時にゲーテ大学へ。 
既にお客で溢れる会場(この時は『インストール』)を横目に、チラシ作り。 
パンフのドイツ語解説を切り貼りし、 
ダムダム通信の下手なイラストと『漢字がウケます』と助言をもらって『馬鹿』とか『狂』とか書いて完成。 
コピー屋に行って200部作る。 
この時、手伝ってくれたのが30代ドイツ人クリス。 
彼は日本映画・音楽・文化に詳しく、 
自身もファンクやソウルのDJとして『ハーロック』と名乗る。 
僕にとって最初のドイツ人の大切な友達となる男だ。 

チラシを配る合間に石岡正人監督の『TOKYO NOIR』を観る。 
いい!とてもいい! 
石岡監督は来てなかったのは残念だが、知ってる人が10年近く作風を変えず、洗練されていくのを観るのは嬉しい。 
主演の中村愛美さんと談笑。 
そしてチラシ配り。 
『スチームボーイ』は凄い人で、200部があっと言う間に配り終る。 

パーティルームでゲストが集合し、乾杯をする。 
『狂わせたいの』『Oh!マイキー』の石橋義正監督と同席。 
そんなに観てないので話す事が無い(笑) 
記念撮影を終え、 
地下の《そばラウンジ》へ。 
なんとカラオケが有り、ドイツ人スタッフ達がABBAとかジョンレノンとか歌ってる。 
うどんを食う。まあ悪くない。 
俺も早速ピンキラを熱唱! 
大ウケ(笑) 
タダのビールを飲んで夜中にホテル着。 

いよいよ翌日、『おちょんちゃん』が上映されるのだ… 

   
4/15(金)第3日目 

早起きしてホテルの朝食にありつく。旨い。 
11時にゲーテ大学へ。 
この日の最初の上映『最後の晩餐』が12時なので、客が来る前にチラシをもう100部作る。 
配り始めると、 
「既に昨日もらった。今日はこれを観に来たんだ」という人が何人かいる。 
「ダンケ!」と握手。 

チラシは下手なイラストと平仮名で『おちょんちゃん』英語で『Pussy's Adventure in Love and Revolution』ドイツ語で『これはビザールな(変な)映画です』と書かれており、 
手にした客はニヤニヤ読んでいる。 
良い反応だ。 

一人のドイツ人スタッフが声を掛けてくる。 
『ワタシ、アナタの映画、イチバン観たいデス』 
片言の日本語を話すこの金髪の青年は、ポールという僕の2人目のドイツの友達になる男。 
「ダンケ」と握手を交すと、映画祭ディレクターのアレックスが声を掛けてきた。 
「時間です」 
時計は13:50を指していた。 

『日本コネクション』は5年前にフランクフルトの7人の学生が手作りで始めた映画祭で、 
現在は女性社長マリオンさんを中心に法人化。 
海外で日本映画を上映する映画祭としては世界最大のものとなり、フランクフルト上映後もツアーを回る。 
僕の映画も次はバルセロナでやるらしい! 
もうビックリだ。 

司会も務めるアレックスの後ろで舞台挨拶を待つ。 
アレックスは綺麗な顔の二枚目だが変な奴。 
去年の日記にも書いたが、 
「語感が好きな日本語。発するだけで楽しい気分になる」と居酒屋の机を叩きながら『パイパン、パイパン』と連呼した、あの男だ(笑) 

14時、 
いよいよ会場に入る。 
平日の昼間で無名な作品なのに、客席の8割以上も埋まっている! 

「皆さんご覧になる映画は、今映画祭の中で最も低予算の作品です。」と言って「お気の毒様」という顔をすると、客席に笑いが起こる。 
挨拶は上々?(笑) 

主役の川口君と並んで身を固くして映画を観る。 
「ビザール」とか言いながら実はシリアスな映画なので、観客の反応が気になるが、思いのほか笑いが起きた。 
そしてクライマックス… 
どよめきと笑いが起こり、エンドロールでは拍手が!! 
横にいた川口君と感激の目線を交す。 
「やったね。」 

上映後も「良い映画だ」と声を掛けられる。 
「ダンケ!ダンケ!もうダンケ!」 
すぐにでもビールが飲みたいが、ゲストの中で一番仲良くなりたい安里真理監督の『独立少女愚連隊』を観る。 
沖縄アクターズスクール(らしき会社)が実は沖縄(らしき島)独立を目論む秘密結社で、アイドル達は暗殺者として国家と闘う…という活劇映画(笑) 

富岡プロデューサーは「お前の10倍の金(僕は60万)を掛けて、これじゃ駄目だろ」と言うが、 
僕は嫌いじゃなかった。 
パワーがあるし、アクションも演技も本気というよりサブカルちっくだが、今の監督はサブカルも武器にせねばね。 
ただ最後までカタルシスが無いのが残念。 
勢いは凄いのに、何かこじんまりとしてしまった。 

しかし、この感想が2日後に災いをもたらすとは… 

その後、坂本龍一の「金持ちの道楽」みたいな酷いドキュメンタリーを観て(笑) 
鈴木清順を是非観てみたいというクリスを連れてレトロ会場に行く。 
が、Sold Out(涙) 
観れないのは残念だが、大好きな清順がドイツで人気なのは嬉しい! 
クリスに翌日の『東京流れ者』のチケットを買うよう薦めて、クリスの行き付けのカフェへ。 
バナナとチェリーを混ぜた「キバ」というジュースを飲みながら、清順映画の面白さを熱く語る。 

深夜0時、 
メイン会場下のホールにて大阪から来た「あふりらんぽ」というキチガイ女の子二人組パンクバンドのライブを観る。 
意味不明なパワーが生むグルーヴに、ドイツ人も狂乱。 
俺もモッシュで大暴れ! 
気が付けば最前列でキチガイ痙攣ダンス(笑) 
周りからはカメラでパシャパシャ。 
素晴らしいライブで楽し過ぎてネジが外れたのだが、 
後で聞いた話、 
あふりらんぽの女の子らが「一番前で日本人が狂ったように踊っててウチらもテンション上がったわ〜」と言ってたそうな。 
お役に立てて何よりです。 
ちなみに映画祭パンフには彼女たちを 
『Naked rock!!!!Naked soul!!!!Freeeeeeeedom!Sooo fantastic & wild performance!wowowowowowowowowwooooooooooowwwwwwwwww!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』と狂った紹介をしている(笑) 

汗だくのまま、2時からフランクフルト郊外にあるヨーロッパ屈指の美しさを誇るクラブ「コクーン」へ。 
名前の通り、繭をイメージした巨大なクラブ。 
この夜はオーナーであるスヴェン・バースのパーティ。 
スヴェンはフロア中央に浮かぶ大きな繭の上のDJブースから客を扇る。 
彼がテクを披露したり、MCしたり、後ろに控える取り巻きギャル達とキスしたりする度、 
フロアは「ウオー」と盛り上がり、ジェット噴射の巨大なスモークが天井のアチコチから吹き出す。 
なんじゃこりゃ(笑) 
清々しいくらいのスヴェンの「俺イズム」に、ゲラゲラ笑いながら踊る。 
楽しすぎて最後までいたいが、彼女以外の連れの人たちが帰ると言うので、1時間たっぷり踊ったところで帰る。 

朝5時、 
盛り沢山の長い一日がやっと終る。  
 

4/16(土)第4日目 

前日、クラブ帰りに腹が減って、ホテル前のケバブ屋でラップサンドを食べようとしたところ、『笑う胃袋』で知られる伊刀監督とお連れの桜子さんにバッタリ。 
もう午前4時前なのに話し込む(笑) 
コクーンに行った事を話すと羨ましがられる。 
彼等はカラオケバーで歌の下手なドイツ女にウンザリしてたらしい(笑) 

朝、なんとか頑張って起きて、彼女の要望でフランクフルトぷち観光へ。 
遊ぶ時は二人ともタフだ。 
広場や大聖堂(なんせ観光に興味無いくちなので名前忘れた)をぶらっと観て、お目当ての川沿いフリーマーケットに行く。 
が、大阪・四天王寺のお大師さんのフリマと並んでいる物がそっくりで、結局なにも買わず(笑) 
壊れた玩具や古いカメラ、変な仏像や怪しい古着など、胡散臭さもそっくりだった。売ってる人の駄目な空気もな(笑) 

14時、 
レストランで昼食会。 
店の古い天井に自然光が美しく射していて、見惚れる。 
やはりヨーロッパは建物が良い。 
レストランに映画館が併設されていて、中を見せてもらう。 
椅子がルフトハンザ航空のファーストクラスのシートで、リクライニングも出来る。 
贅沢〜!でも寝ちゃいそう。 

食後、ゲーテ大学に戻る。 
それにしても装飾が可愛い。 
ゴジラやガンダムや腹切り侍がピンクのシルエットで壁のあちこちにデッカク描かれている。 
デザイナーが優秀なのだろう。 
日本のトラッドなものからオタク的なものまでを上手くユーモラスでポップに仕上げていて、 
日本の映画祭にありがちなダサい生真面目さなど無く、ひたすら楽しい空間を演出している。 

夜、日本コネクションのCDのトラックに対し、富岡氏が選んだ、映像を作り始めたばかりの若手数人が作った作品を観る。 
『おちょんちゃん』スタッフの三上君や山本さんのもあった。 
ベタなもの、音楽を殺しちゃってるもの、パンクなもの、お馬鹿なものなど多様だ。 
富岡さんに「お前も1本作れ」と言われるがピエール瀧の『体操30歳』みたいなのしか思い浮かばない(笑) 

20時、 
石橋監督のTV番組「バーミリオンプレジャーナイト」から『人形芸人ドント&ノット』 
と『フーコンズ(Oh!マイキー)』を観る。 
まとめて観ると、笑いのクドさにハマる。 
上映後のQ&Aで石橋監督のベンチャー企業の社長のような発言に感激! 
カッコいい! 
頭いい! 
終了後、お話する。 
「映画やってて儲からないなんて夢がないやん?」 
柔らかい関西弁で時折見せる鋭い目つき以外は眠たそうな顔。 
いいわ〜この人。ファンになりました。 

深夜0時、 
ベルリンで活動する日本人DJのODDダイスケを中心としたパーティ『ラブカミカゼ』が、ホールで行われる。 
意味不明なコント仕立てのライブペインティングと、初期の電気グルーヴを思わすライブパフォーマンス! 
とても面白いのに、映画祭の客は物珍しそうに観るだけで、なかなか踊らない。 
桜子さんと二人でひたすら踊ってた俺は、歯がゆくなって全身白塗りのメンバーの一人を肩車してフロアを1周した(笑) 
ちょっと盛り上がる(笑) 
でも服に絵の具が付く(泣) 

『東京流れ者』を観てきたクリスと合流。 
日活映画の主題歌を口ずさむドイツ人クリス。 
気に入ったようだ(笑) 

ライブ終了後、下手っぴDJ(曲を繋がない!)が現れたので、地下のカラオケバーへ行く。 
映画祭スタッフが洋楽を歌いまくる中、 
日本人代表としてピンキラの『恋の季節』(またか!)を熱唱する(笑) 
ラスト、ステージから飛んで膝で着地し、天井を見上げながら歌い終ると大ウケ!(笑) 
ここで止めとけば良かったが、調子に乗っておニャン子の『セーラー服を脱がさないで』をハードコア・デスバージョンで「ニャンニャンニャニャニャン」と叫びまくってたら、 
ひかれた。 

外に出るとODDダイスケさんがいたので話す。 
「大阪?シンニシムラって知ってる?」 
え?!知ってるも何もめちゃ踊りに行ってますよ! 
ダイスケさんはシンさんと友達なんだって! 
世界は狭っ! 

下手っぴDJでもそれなりに盛り上がって踊り、なんと富岡氏(50近いオジサン)まで踊りだし、 
結局この日も朝5時に帰った。 

毎日パーチーパーチー。  
 
  
4/17(日)第5日目 

映画祭の最終日。 
今日は彼女と別行動。 
彼女はアテンドのクリスと、美術館にビョークのジャケデザインなどで知られる『M/M』の展覧会を観に行った。 
で、僕は取材があるというのでゲーテ大学へ。 

ゲストルームでは、CO2唐津組『赤い束縛』の制作の城内君が昨夜、ドイツ娘と夜の町に消えた話題で持ち切り(笑) 

12時、 
ピンク映画の新鋭・鎌田監督の『夢の』を観る。 
不快なほど執拗な殺人描写に、 
「リアリティに対する考え方が僕と違うな」 
と思う。 
台湾映画ブームから始まったストイックで静かな映画郡が日本映画の若手にまだ根強く残っているが、濃密な映画的瞬間や高度な物語の戦略が無いと、ただ学生臭い四畳半ロックを見せつけられてる気分になる。 
でも、ラスト近くに小学生の男の子が泣く表情は素晴らしかった。 

会場から出て、鎌田監督に質問している唐津監督を捕まえ、 
『君の作品の方がとても映画の才能に溢れてると思うよ』とこっそり告げる。 
もちろん鎌田監督も唐津監督も1作品じゃ分からないが。 

映画祭を取材している2人組の若者からインタビューを受ける。 
細かい質問に通訳を介して丁寧に答えた。 
性の問題やCO2の事や尊敬する監督の事など。 
最後にインタビュアーの一人がもう一人を指差し、 
「彼がとても気に入ったと言うんでインタビューに来たんだが、僕も是非観たい。方法は無いか?」と聞かれる。 
指差された髭の青年も照れた顔で頷いている。 
もう感激して「DVDが出来たら送る」と約束し、『ナショナルアンセム』のDVDを渡す。 

ゲストルームに帰るとポールに声を掛けられる。 
「ワタシがミタ、日本コネクションの映画のナカデ、『おちょんちゃん』ガ、一番デス」 
わ〜勘違いしちゃうよ俺(笑) 
「ダンケ!」と握手を交し、通訳を介して話してみると、 
彼は映画を熱心に観ている学生だった。 
キタノとミイケが好きな若いドイツの学生と、 
ラングやムルナウからナイトシャマラン、「エイフェックスツイン」のPVまで様々な話をする。 
ドイツのTVでは『カムトゥダディ』のPVは放送禁止なんだって! 
へぇ〜(死語) 

それにしても、ドイツ人が『オチョンチャン』と口にしてるのを聞いて、今更ながら「いいタイトルにしたなぁ」と思う(笑) 

別の席ではウィーン大学のローランド教授と唐津君と城内君が話している。 
「最近の日本映画は小さくまとまりすぎてる」とローランド教授に押されまくっている2人に加勢。 
とてもよく日本映画について知っている彼の鋭い指摘は、僕には少し古くてズレてるように思え、熱く討論。 
活字にしたら面白い討論だったと思うが、もう忘れた(笑) 

19時半、 
『Kamikaze Girls(下妻物語)』を観ようとするも、Sold Out!! 
すげーな。どこで情報仕入れたんかね? 

上映終了後、映画祭スタッフ達による舞台挨拶。 
日本コネクションの本当の主役達に惜しみ無い拍手が送られた。 

これで映画祭が終った。 

クリスの行き付けのバーで総打ち上げ。 
CO2プロデューサー富岡さんが安里監督に切り込もうとしている。 
僕が『独立少女愚連隊』を応援する気持ちで「今はサブカルも武器にしないと」と発言する。 
と、安里監督の顔色が変わる… 
「どこがサブカルでした?」 
僕には演技もギャグもアクションも全てサブカルに思えたし、むしろ狙いだと思ってたら、 
「私、実はサブカル、嫌いなんです」と安里監督。 
うっそ〜ん! 
おもいっきりサブカルやで〜! 
と驚くも言えず(笑) 
上手く言おうとするが酒が回っててシドロモドロ(笑) 
じゃあこの話題は2次会で、 
という事で一旦解散するも、 
各乗った車がバラバラになってしまい、携帯も通じないから再合流できず… 

仕方なく、富岡P、鎌田監督、ピンクの新鋭女池監督、他6名でショボいバーで飲む。 
ところが、富岡さんが 
「お前と安里の話、決着つけろよ」とけしかけ、 
女池監督らも、 
「映画で生きていく人間ならここに安里を連れてきてちゃんと話つけなきゃ」と悪ノリを始める。 
俺、「それってパシリじゃないですか!それが嫌で助監督辞めたのに!」と言うと全員爆笑。 
「カメラ持って回してこい」と言う声を振り切り、 
仕方なく(笑)安里さんが泊まるホテルへ。 

夜中3時、ドアをノックする。 
返事がない。 
しつこくノック。 
…はい。 
寝起きの安里監督がドアを開けた。 
色っぽいな、などとヨコシマな事を考えながら、 
「飲みませんか?みんな近くで飲んでるんです」と呑気な俺。 
こんな失礼な輩を安里監督は丁寧に断ってくれた(笑) 

店に帰ってからは、女池監督の「大きな物語は僕らにはリアリティが無い」という発言に食って掛ったが、ぐだぐだとお開きに。 

4/18(月)第6日目 

昼からみんなでお土産の買い物に出掛ける。 
安里監督に「昨夜は寝惚けててすいません」と何故か謝られる。 
いい人だ(笑) 
疲れているので広場でソーセージとビール。 
贅沢な時間。 

夕方、飛行機でフランクフルトを発つ。 

友達に会うために、来年も日本コネクションに来ようと誓う。 
素敵な目標が出来た。 

帰りの10時間のフライトはひたすら寝ていた。 
韓国で乗り継ぐ。 
座席の周りに日本人が増え、財布の金を数えるオバサン集団にゲンナリ。 
聞こえてくる会話から『冬ソナ・ツアー』と判明(苦笑) 
旅にオチまでついた。 

4/19 日本時間15時に関空に着いた。 

「6月の上映で会いましょう」 
そう言ってCO2のメンツと別れた。 

そう、僕達はまだ、これからなのだった。  
 
 


予告編

http://tovee.web.infoseek.co.jp/mp3/LoopZombie.ram



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